しろくまダンス(もっと詳しく!)

twitterMMDとかAviUtlの話をしていて、どういう風に使ったらいいかよく分からん、まだそんな使いこなせない!……みたいな声を聞いたので、ちょっとしろくまダンスではどう使ったかを纏めてみようと思います(と、言っても私も、そんなに使えている&使っているわけではないですが)。
順を追うので纏まってないうえに容赦なく長いよ!


コンセプト立て~背景動画(仮)製作
 えーと、まず、あの曲は食べ物のほうのしろくまからきているらしいぞ、じゃあ夏だしちょうどいいな!ってことで、水色背景で踊る波紋戦士2人(白黒衣装)を思い浮かべて、それをメインにすることにしました。
ただ、それだけじゃ面白くないし地味なので、しゅわしゅわ炭酸ぽいのを出して、歌詞を合わせて出したらちょっと面白いかなー、と。まずはそれくらいふんわりで。
 あと、3Dだけど2Dっぽく見せる、切り絵が動いている感じっていうのはちょっとやってみたかったので、のっぺりさせるためのシェーダーをごちゃ混ぜシェーダーで作りました。

 そのシェーダーを当ててモデル(服のみのっぺりに見えるようテクスチャ改造済・ステージで踊っているのと同じ)のセルフ影を切ると下の状態。そして背景黒化で一度、踊っている2人の動画を全部出力しました(あとから合成するので音は入れてません)。
 ただし、この動画はフレームを分割する目安にするだけで、あとで不要になるので、まだモーション調整とかはしません。シェーダーを当てたりもほんとはしなくて良かったんですが、背景との色味とか見て調整するとこあるかなー、くらいの感じ。



この透過されている映像の背景に入れる映像を、今度はAviUtlで作ります。

 AviUtlの拡張編集で新規プロジェクトを作って、



適当なレイヤーに先ほど作った透過されてる2人の動画を入れます。そしてレイヤー1にバックの水色の画像を(図形で作ってもいいのですが、色やサイズの調整がめんどくさいので先に画像編集ソフトで作っておいてます)。

 で、あとはその動画と水色の画像の間に、パーティクルで適当に泡とか星とか具とかを。
 アクセントにした光っぽい円と星は図形をパーティクルに、泡と途中で出るしろくまの具はちまちま画像編集ソフトで作ったものです。出る/消えるタイミングとか速度とか重力とかは細かく調整してますが、いじれば分かるので省略。

 その背景はとりあえず(仮)として保存します。まだ使いません。


フレームを割る・字コンテ

 さっきのとは別にまた新規プロジェクトを作って、レイヤー1に背景の水色画像、4に波紋戦士、適当なレイヤーに音声を貼ります。2と3がこれから使うところですね。
 3のレイヤー名を「字コンテ」にしておいて、これこれこうする、みたいなのをテキストで書いておきます。一緒に、レイヤー2に適当な画像や図形を背景一面に貼っておいて、流してみながら調節、そうすると切り替えが分かりやすくなる……というこの文章が分かりにくいですね!



これは最終的なプロジェクトファイルの拡張編集なんですが、つまりはこのシーンごとに分割された動画群の「内容と演出」と「切り替えのタイミング」をレイヤー2つ使ってまず決めていた、ということです(↑の画像のレイヤー1は、最初に作った背景の決定版を出力したもの)。そのためにダンスと音声も参考のために読み込んでるわけですね。 

 で、この段階で、「のっぺり波紋戦士」「ステージ」「遊ぶ波紋戦士」「遊ぶぷち」「踊るぷち」「寝てる波紋戦士」……くらいと、メリハリつけるための変化くらいは考えて、シーンごとにフレームと内容を割り振ったのかな。
でも「遊ぶ波紋戦士」と「寝てる波紋戦士」はその後、作っていくうちに動画にまとまりがなくなるので早々にボツになりました(ダーツ投げてたりジャンクフード食べてたりするのも考えてた)。小芝居部分は全部ぷちに投げた。笑。

MMD

 ダンスのモーション修正して分割して改めて出力したり、ぷちにモーションつけたり、小道具だのなんだの仕込んだり、カメラつけたりしてます。ここは普通にMMDでやってるのでほぼ略。
 あ、出力する際は、AviUtlで割っておいたフレーム数を見てやっているわけですが、MMDは0フレームからだけどAviUtlは1フレームからなので、ズレないように気をつけましょう。


繋げて編集

 出来たシーンから、2つめのほうのプロジェクトファイルのレイヤー2の画像とかと入れ替えていきます(字コンテは消す)。繋がりやその他が不自然な場合、手直しして出力し直したりもここで。

 最初に作った背景映像は、このあたりで最終調整して、レイヤー1の画像と入れ替え。背景映像使わないところは上から透過してない映像被せるので大丈夫。



背景映像は最終的にこうなりました。最初は具も初めのほうから降ってたんですが、ちょっとうるさかったので途中でアクセント代わりに使用。泡・光・星は消えるタイミングをずらして自然に減っていく感じにしたつもり……。

 シーンごとに色調調整したり、音声波形入れたり、暗転(という名の黒い画像貼っただけ)入れたり、シーンチェンジも入れていきます。あとからでも変更がきくので、なんとなくでOK。全体で見ると印象変わったりもしますし。

 この動画で一番大変だったのは実は文字入れで(次がぷちのモーション付け)(小さくて見にくい。笑)、ひたすらぽちぽちぽちぽちやってました。

 最初にしろくまが落ちたり、ハートが飛んでいったりしているのは画像の移動を使ってます。

 しろくまの具が降ってくるシーンの最後、雫が降ってくるのは、具と同じパーティクルです(動き方が具とは違いますが同じ効果なのです)。事前に雫の絵の透過画像を作っておいて降らせています。
で、上部が波打った、動画サイズよりちょっと縦に長い透過画像を揺らしながら上に移動させると、何となく水がせり上がったように見え……てましたかね大丈夫ですかね!!! そんな感じです!



最終的なレイヤー構成はこうなりました。5~9は最初と最後のクレジットの文字や動かす画像など、10はシーンチェンジ、音声を挟んで上が全部歌詞部分ですね。文字ごとに色々仕込んだので歌詞がえらいことになってますが、ただ表示するだけだとこんなにはならないです勿論……。

 あとは出力してつんでれんこでエンコード、で終わりでございます。大したことはしていません……笑。


おめーの言ってることわかんねーぞ!って方は、私が使ったものはほぼ下にある動画で網羅できるので見てください。笑。
正直、AviUtlの拡張編集は色々出来るので私もまだ全然分かっておりません。やりたいことが出来たらその都度調べてる状態です。詳しいことは他の誰かに訊いたほうがいいぞ!(投げる

あとは何か疑問があったら、コメ欄かtwitterにどうぞ~。